即位の礼から学ぶ、日本のもてなしの心
https://mainichi.jp/articles/20191022/k00/00m/040/275000c
10月22日は、「即位の礼」でしたね。
上記は、饗宴の儀で提供されたお料理。
国賓を招いた宮中晩餐会は
フランス料理が提供されるシーンが
多いように思いますが、
日本の伝統行事だからでしょうか?
今回は日本料理でしたね。
でも、よーく見ると、
牛肉のアスパラガス巻き、とかも。
これは、日本料理に慣れていない
欧米諸国の来賓にもなじめるように
という点から用意されたものらしく、
また、宗教上の観点から
ハラールメニューや
ベジタリアンメニューまで
用意されていたようです。
お箸だけではなく、
ナイフフォークもありますね。
お一人お一人を大切に思う心が
こういった振る舞いに現れますね。
ちなみに、今回の料理2600名分の料理は、
プリンスホテルが手がけたようです。
入札制度だったとか?
ホテルで仕込みをして、
仕上げと盛り付けを会場脇で。
ケータリング方式でやったのですね。
2600人分の日本料理の美しい
ミリ単位の盛り付け。。。
名誉なこととはいえ、
どれぐらい前から
準備をされていたのでしょう?
そんなことを思いながら
ニュースを見ていました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191022/k10012144171000.html
さらに、配席にも
工夫がされていました。
よく見ると、天皇皇后両陛下の正面には
誰も座っていらっしゃらないですね。
会場内のどのお席からも
両陛下の姿が見やすいように
という配慮と思われます。
さらに、周りのテーブルには、
秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方や、
安倍総理大臣などが座り、
ホスト役として外国からの
出席者をもてなすように
配席されているとか。
席順や会場のレイアウトなどは
上座下座などの法則がありますが、
公室行事でさえも、
その時々の状況により、
臨機応変に工夫していることがわかります。
私たちもイベントを行う時には、
イベントの主旨、
どんな参加者がいるのか?
どんな会場なのか?
によっても、創意工夫をし、
参加者へのもてなしの心を
スマートにあらわしたいものです。