泊まらなくてもわかる!いい「質」のホテルかどうかは○○○○○を見てチェック!
日本に1万軒あると言われている
ホテル。
多様化するニーズに合わせて
様々なスタイルのホテルが登場しています。
カプセルホテルや
ビジネスホテル、
シティホテル、
ラグジュアリーホテル。
中には、
ハイアットセントリックや、
アンダーズのような
その街や文化を暮らすように楽しむ、
というコンセプトで誕生した
ライフスタイルホテル、
というカテゴリーも誕生しています。
(ハイアットセントリックのロビー。
椅子のデザインもあえてバラバラ。
好きな場所でくつろいで欲しいという配慮)
ところで、いいホテルかどうかを、
見分けるためには、
どうしたらいいでしょうか?
いまでは、口コミやSNSから、
評価を知ることができますが、
一度体験しただけのコメントや、
たまたま残念な体験をして、
辛口評価をしているコメントをみて、
そのホテルを評価してしまうのは
もったないな、と思うのです。
やはり最後は
自分がどう感じるか、ですね。
体験するのが一番です。
泊まらなくても、
このホテル、いいホテルだな、
と図るポイントはいくつかありますが、
その中の1つに、
ロビー装花を見て判断する、
ことができます。
(ホテルオークラ東京のロビー装花。
こちらは、石草流・奥平清凰の作品。
石草流自らが活けています。
オークラのロビーに作品を飾れること自体が
名誉なことなのですね)
昨日の個別相談会は
帝国ホテルで行いました。
今月のロビーのお花は、
夏のお花の代表でもある
鶏頭(けいとう)。
帝国ホテルは、1〜2ヶ月ごとに
ロビー装花を変えています。
ロビー装花は、
ホテルの豊かさを図る
一つの目安なのです。
(毎年1月後半〜2月は、バレンタインディを
イメージした真紅のバラがこれでもか!
というほどまん丸に敷き詰められます)
ロビー装花は、
飾ろうが飾らなかろうが、
それ自体にはお金は産みません。
ホテル側が勝手に施していること。
(ザ・キャピトルホテル東急のロビー装花。
草月流の活花とともに、お箏の演奏も)
なぜホテル側はお金をかけて
ロビー装花を飾るのでしょうか?
それは、
ホテルの豊かさを示すものだったり、
ホテルの象徴として飾ったり、
訪れた人へのウエルカムだったり、
うちのホテルはこんなこともできるんだよ!
という可能性を示すものだったり、
造花ではなく、生花を使うことで、
使い回しをしてないんだな、
お客様に対して誠実なんだな、
このホテル本気なんだな、
ということさえ、思えるのです。
(リッツカールトン東京。
45階に上がると、開放的な空間にぴったりな
エグゼクティブでスタイリッシュな
装花が迎えてくれます)
美しさだけではなく、
驚きや感動も与えてくれ、
様々な意図が含まれる
ホテルのロビー装花。
ぜひ見つけたら
味わってみてくださいね。