『誰が見てくれなくても圧巻です』
あなたの仕事は、
「圧巻!」と感動されるように
なっていますか?
今日は帝国ホテルから
涙しながら
書いています。
いつもなら、このロビー装花の前で
たくさんの方々がお写真をとり、
ホテルマンたちが颯爽と
お仕事をしている帝国ホテルですが、
流石にガラーンとしています。
なぜ涙しているかと言うと、、、
別に、帝国ホテルに人がいないから
ホテルマンを代表して
泣いているわけではないのですよ。
こうした刻々と世界が変化する
状況であっても、
『いつも通り』でいてくれる
帝国ホテルの姿に
感動しているのです。
ん?
感動しているのかな?
世の中の状況に知らず知らずに
自分の心もどこか影響されていて、
ふと帝国ホテルの変わらぬ
大きな器に触れて、
ふと心がゆるんで
じわ〜っときたのかもしれません。
世の中がどうであろうと、
誰が見ていなくても、
帝国ホテルは帝国ホテルを
貫いていました。
天下の帝国ホテルでさえも、
経営的には大きな打撃を
受けているはずです。
それでも、
130年受け継いだ
アイデンティティは、
今日も揺るぐことなく
細部まで受け継がれています。
圧巻なんです。
あるものがあって、
ないものがない。
誰が見てくれなくても、
誰がいつ見てもいいように
無駄なく磨かれたサービス。
帝国ホテルを見て、
今の仕事は「圧巻!」と
感動されるようになっているのか?
誰が見てくれなくても
工夫できることはないか?
そんな風に
春らしい華やかなロビー装花を
見ながら思うのです。